語学留学
語学留学とは、海外にある語学学校に通い、海外生活を体験することです。留学期間は、語学学校によって異なりますが、最短1週間から最長1年間が一般的です。留学開始時期は毎週月曜日が多く、稀に毎月、3ヵ月に1度など時期が決まっている場合もあります。今まで語学留学は、大学生や20代、30代の社会人に人気がありましたが、近年では小学生から定年を迎えた方まで、幅広い層に人気の高い留学スタイルです。
語学学校では、全く話せない人向けの入門レベルから大学留学など希望されている人向けの上級レベルまで幅広く、多彩なコースを設けています。また、語学の基礎力を高めたい方、検定対策やビジネス英語など、様々なニーズに対応しています。世界各地に語学学校があるので、好きな国、都市で学ぶことができるのも魅力です。「一週間のプチ留学したい」「話題の2カ国留学をしたい」「働いて語学も習得、ワーキングホリデーをしたい」など、自分のイメージに合わせた留学をデザインしましょう。
留学期間の目安をたてよう
期間によって学べる内容、体験できる内容が全く異なります。自分が希望する期間で何が学べるのか、逆に学びたい内容はどのぐらいの期間が必要なのか、事前に把握しておきましょう。
学ぶ言語について
留学する国によって学べる言語はことなります。例外としてカナダのように英語とフランス語を同時に学べる国もあります。また国や地域によって「なまり」もありますので、事前に留学する国のどの地域で学ぶのが良いか確認しておきましょう。
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留学して英語が話せるようになるには
留学する=英語力アップは本当か?
英語ができるようになるために、英会話学校に通ったり、海外留学に行くという人は多く存在します。しかし、果たして留学すると本当に英語はできるようになるのでしょうか? 「英語ができない人」は、どの程度できないのでしょうか?。 留学相談に来られるお客様の中でも「できる・できない」の表現にはかなり幅があることがわかっています。留学経験者の声も参考にしながら考えていきましょう。
「英語ができる、できない」は感覚表現。数値化するとどうなるか?
「自分は全く英語ができません」という人の多くが、高校や大学で英語授業を受けてから数年経過し、その後英単語や英文に全く触れていません。動詞の活用や現在完了・仮定法といった文法をおぼろ気に覚えているものの、それって何だっけ? といったレベルです。また、一回もひとりで海外に出たことがない高校生・大学生も同様に、英語には全く自信がないようです。高校生や大学生は、英語学習中、もしくは学習した記憶が結構残っているため、英語学習のブランク数年以上の社会人とは基礎知識に差があります。ひと口に「英語ができない」といっても、文法力や単語力にはかなり開きがあるのです。
英語力を自己判断ではなく客観的に述べる場合は、検定試験などを例にすると良いでしょう。一般に広く知られている英語力測定テストといえば、英語検定(英検)やTOEIC®です。英検でいうと、5級に合格するのには「中学卒業程度」の語学力が必要とされています。
英検級 | 各級の審査基準 |
---|---|
1級 | 広く社会生活で求められる英語を十分理解し、また使用することができる |
2級 | 社会生活に必要な英語を理解し、また使用することができる |
3級 | 身近な英語を理解し、また使用することができる |
4級 | 簡単な英語を理解することができ、またそれを使って表現することができる |
5級 | 初歩的な英語を理解することができ、またそれを使って表現することができる |
(英検ホームページより)
必須となる英語検定とスコア
例えば下記の大学で留学生が出願する際の必須となる英語検定とスコアになります。
California State University Long Beach(カリフォルニア州立大学ロングビーチ校)
- TOEFL® iBT:61
- IELTS:5.5
- 英検:準1級
大学によって英語力基準は上下しますが、海外の大学で現地の学生と同じ授業を受けられるのならば、一般的には「英語ができる人」と考えてよいでしょう。「英語ができる」=英検準1級、TOEFL®スコア61がひとつの目安です。
スコアがなくても「英語ができる」と言える人もいる
小さい頃に英語圏に住んでいたり、中学や高校でホームステイをしていた人などは「英語ができない」とは言わないものです。つまり、英検やTOEIC®のスコアを取得していなくても「自分は英語ができる」と認識しています。英語で生活した期間が一定期間あり、英語によるコミュニケーションの実体験、生活体験が多いほど、自信がつくと言えるでしょう。
日本では中学から高校、大学と文法と読解を中心に英語を学習します。「聴く」「話す」「考える」などのコミュニケーションはあまり学ぶ機会がなかったため、こと「会話」になると苦手意識が強く出てしまうのが日本人の特徴。日本人にとって「英語ができる・できない」という表現は、「英語のコミュニケーションが得意・苦手」と言っているのと同義であることが多いのです。
どのくらいの期間の留学で「英語ができるようになる」のか
6ヵ月以上留学した体験者の多くによると、現地に行って3ヵ月くらいすると言っていることがだいぶわかるようになると言います。しかし留学してもほとんど日本人学生と過ごしていたり、日本語でメール、電話のやり取りやネット視聴などに時間を費やしていた場合は、何ヵ月留学していても英語はほとんど伸びないそうです。
- 19歳女性/アメリカ留学
- アメリカに着いた時、私は全く聞けない、喋れない状況でしたが、アメリカ人といることによって、2~3ヵ月で電話も難なくできるようになりました。
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- 24歳男性/オーストラリア留学
- 友人は10ヵ月語学学校、その後ワーキングホリデービザに切り替え日本語レストランで勤務して1年、合計約2年留学していますが、オージーの友人は1人もおらず、英語はほとんどできません。
- 22歳女性/オーストラリア留学
- 初めてホストファミリーと会ったときには相手が何を話してるのか、どう答えれば良いのかまったくわからずパニック状態でしたが、3ヵ月後にはホストファミリーや先生、友達にも自分の言いたいことをしっかり伝えられるようになっていました。
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短期間では英語力アップの効果がまったくないとも言い切れません。海外の大学で授業を受けたり、海外企業で仕事をするのではなく、日常会話やコミュニケーションだけに限定すると、3週間で目覚ましい飛躍を遂げる人もいます。
- 35歳女性/フィリピン留学
- 友だちが以前3週間留学をしたのですが、とにかく英語力が上達して自信に満ちあふれていたんです!たったの3週間で人はこんなに変わるものかと。
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留学はコミュニケーション力アップに効果大
英語力向上のために望ましいのは24時間英語だけで過ごすこと。現地の人たちと直接会話する時間を増やし、会話のキャッチボールの数を増やすことも更に自信を持つことにつながるはずです。自信を持ってハキハキと話すことができるようになると、たとえ難しい言葉を使わなくても、相手にはグッと伝わりやすくなるのです。
留学中の「英語コミュニケーションの量」が自信につながり、英語力を上げるカギになります。
留学は、学校での座学による基礎力向上のほかに、英語で生活し、友人を作り楽しく会話することでリアルな英語コミュニケーションを実践する絶好の機会になります。観光したり遊んだり、楽しむことも勉強の一部という嬉しい環境です。もっと英語ができるようになってもっともっとコミュニケーションを取りたい、というモチベーションが維持される期間で、日本で生活しているよりも学習意欲も高く保っていることができます。
英語ができない人の失敗する留学パターン
残念ながら、留学していても英語が全然できない人もいるという声をよく耳にすることも事実です。留学しても英語ができない人は、到着してから英語(英会話)ができない→生活不安→日本人の友だちと遊ぶ→英語を使わないから英語が上達しないというパターンに陥ってしまうのです。これが、英語ができない人の失敗パターン。一旦人間関係ができてしまったばかりに、途中で日本人の友人の輪から抜け出し、新たに外国人の友人の交友関係を築くのは難しいものです。
- 21歳女性/カナダ留学
- 日本人はたくさんいたが、英語を話せる環境になるかどうかは自分次第だと感じた。あまり日本人だけでつるみすぎると英語は話せないが、日本人の友達から外国人の友達に広がることもあるので、やたら日本人を避けすぎるべきでもないと思う。
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留学したら、日本人だけで固まらないという意識を強く持ち、失敗パターンに陥らないよう意識してみましょう。数週間で見違えるくらい英語ができるようになった人は、寝る以外の時間を英語で過ごし、自分の頭でも英語で思考していたと言います。留学中はできる限り、英語の量を増やすことを念頭に過ごしてみてください。
英語ができない人の留学準備
現地の生活が始まると聞く、話すといった日本人の苦手分野が強化されることは想像に難くありません。聞く、話すの部分は留学前に実力を上げるのが難しい分野でもあります。では、留学前はどんな準備をしたらよいのでしょうか。
- 17歳男性/カナダ留学
- ボキャブラリー。絶対。文法なんて適当でもいいので、とにかく会話にはボキャブラリーが必要だ!と切実に感じました。辞書引きながらだと会話が止まってしまうし、とにかくボキャブラリーなんです!!
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- 23歳男性/カナダ留学
- 高校の英語の参考書をほぼマスターしていればレベル9。さらに少し英語で話せればレベル12のクラスに入れます。まったく話せない状態で行くと、知ってる内容ばかりの授業を受けることになる。
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留学経験者からは現地で「ボキャブラリーの不足」を嘆く声が寄せられます。そのほか、日本で習った英文法をしっかり理解しておくことも大切だそうです。文法に関して言えば、現地で英語で学習するよりも日本語で学習した方がずっと効率的。空いた時間を利用して、単語力を増やしたり、文法をまとめた問題集を1冊やりきる、などなら自分でも準備ができそうですね。時間がなくて、留学前の英語の準備に何をして良いかわからないと気が焦る人は、文法と単語に集中してみると良いでしょう。
単語力を鍛えて英語を話そう
多くの体験者が語るように、単語力は会話を続ける重要なカギとなります。日常で当たり前に使っている言葉。これらを英語でなんていうのか、ひとつひとつ考えてみましょう。いちいち辞書をひかずに会話を進められると、会話も盛り上がってくるものです。
- 17歳男性/カナダ留学
- 家に帰ると“How was your day?(今日はどうだった?)”ってホストマザーに聞かれるんですよね。これ、困りました。“good”とか答えてたんですけど、あ、こうじゃない、と途中で気づいて(笑)、帰りのバスではなんて言おうかエピソードを考えるようになりました。あと、単純に「階段」って何て言うんだ?とか。
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会話を盛り上げるのは実は適切な相づちだったりします。「そうですね」「え? 本当」「すごいね」「それ、恰好いいね!」など。こんな相づち表現に使える「副詞」の活用については、体験者が記事を書いてくれています。
いかがでしたか?
留学して、英語が全員できるようになるわけではありませんが、事前の準備と留学中の心がけ次第で短期でも長期でも結果にかなり差が出るのです。たとえ今は「英語ができない」人でも、留学前の準備と、留学期間の過ごし方ひとつで必ず英語力が上がります。周囲を驚かせるくらい、英会話力をアップさせることは十分に実現可能なのです。
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