Author Archives: Quản trị viên
2024年の旧正月(Tết Nguyên Đán)に、VXTコーポレーションは全ての教師、スタッフ、学生のために「Là Tết」というイベントを開催しました。目的は、みんなで伝統的な「bánh chưng」(もち米ケーキ)を包んだり、ゲームをしたりして、国民の精神を育むことでした。出国前に、すべての学生が充実したテトを楽しんでいただけることを願っています。
働き方にあった
人材をご提案
外国人採用は、法律によって働ける業種・職種が決まっており、日本人の採用と比べると少し複雑です。また、言葉の壁、初めて日本で暮らす外国人をどうやってサポートすれば良いかといった心配もあります。私たちはこれまでの経験とパートナーとの連携によって、人材がいち早く企業の戦力になれるようお手伝いしています。
外国人の雇用形態と特徴
フルタイムで働ける主な雇用形態を比較しています。それぞれで就業できる職種や期間などが異なりますので、外国人採用を検討する際の参考にしてください。
雇用形態 | 特徴 |
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社員
雇用期間:制限なし
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日本人同様、長期就労できて即戦力として活躍する専門人材。将来の海外進出を担う人材として採用する企業もあります。
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技能実習
雇用期間:1年~最長5年
※業種による |
外国の若い人材に日本で技能を修得してもらい、帰国後に母国で生かしてもらう制度。採用後、一定期間は確実に人材確保できるメリットがあります。
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特定技能
雇用期間:最長5年
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2019年4月施行の新在留資格。人手不足の業界が外国人材をフルタイム雇用できるため注目を集めています。
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外国人採用のご相談から入社まで
社員(技術・人文知識・国際業務ビザ取得)として、外国人材を採用する際のスケジュールです。
技能実習生の場合は技能実習制度のご案内「お問合せから受入れまで」をご確認ください。
- ❶ 求人のご相談
- 募集する人材のスキル・経験、給料などの雇用条件を聞き取ります。
- ❷ 海外での求人
- 現地教育機関、信頼できるエージェント、SNSを活用して求人を行います。 求人票の翻訳はkedomoが行います。
- ❸ 選考→採用決定
- 現地選考、または日本からテレビ電話でweb選考を行います。実技試験をビデオ撮影してのレベルチェックも可能です。
- ❹ 日本語教育・ビザ取得手続き
- ビザ手続きに3か月程度かかるため、その期間に合格者は現地で日本語学習をします。また、住居手配など企業側で受入れの準備を行います。
- ❺ 来日・就業
- 来日時は、kedomoスタッフと一緒に空港までお迎えに来ていただきます。
- ❶ 求人のご相談
- 募集する人材のスキル・経験、給料などの雇用条件を聞き取ります。
- ❷ 日本国内での求人
- SNSや提携教育機関などを活用して求人を行います。
- ❸ 選考→採用決定
- 企業で通常行っておられるスキームで選考していただきます。
- ❹ ビザ取得手続
- 留学生は、すでに取得している留学ビザから就労ビザへの切り替えを行います。この間1か月程度かかります。また、すでに就労ビザを持つ転職者は、入国管理局への届出をします。
- ❺ 就業
- 日本人の入社と変わりありません。
- ◎ 良い点
- 働く意欲が高く、希望するスキルを持った人材が見つかります。
- △ 課題
- 入社後の継続的な日本語学習によって、日本語は業務レベルまで上達しますが、初めはレベルが低いため、コミュニケーションに工夫が必要。
- ◎ 良い点
- すでに日本で生活されているため、就労までが早く、会話も比較的スムーズにできます。
- △ 課題
- 日本語が話せるエンジニアは採用する企業が多く、人材確保の競争が激しい。人材の母数が少ないので希望するスキルを持つ方が見つからないこともある。
外国人材の日本語力
初めての外国人採用で最も心配されるのが、人材の日本語力です。日本で就職を目指す多くの外国人材は、日本語能力試験(JLPT)を受験していますので、これが一つの日本語力の評価材料になります。私たちはそれぞれの企業で働くために必要な日本語力を業務内容のヒアリングから判断して、それに応じた日本語力を持った人材の募集と必要に応じた入社前、入社後の日本語教育を行います。
最高難度のN1を保有する人材を採用できるにこしたことはありませんが、合格には3000時間以上の学習が必要ともいわれており、人材の絶対数が少ないのが現状です。そのため、まずは自社の業務に本当に必要な最小限の日本語力を見極めて、必要なスキルを持った人材を確保するのも一つの方法です。日本語力は入社後も継続して日本語学習をすれば伸ばすことができます。
日本語力の目安
レベル | 日本語力の目安 |
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N1 最も難しい |
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N2 |
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N3 |
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N4 |
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N5 最もやさしい |
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外国人材の受入れ準備
外国から初めて日本に来る人材を迎えるときに、必要となる主な手続きです。
住まいの準備 | 会社で住まいを準備していただきます。来日前に外国人名義で契約するのは難しいので、社宅として会社で借上げいただくことが多いです。 |
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住民登録 | 住所を管轄する市町村役場で本人が住民登録をします。これによって給与振込などに必要な銀行口座の開設もできるようになります。 |
銀行口座の開設 | 銀行によっては口座開設に印鑑が必要なところもありますので事前に確認しておいてください。※コラム「外国人社員の銀行口座開設と家族への送金方法」 |
携帯電話 (SIMカード)の契約 |
海外からSIMが入替え可能な携帯電話を持参した際は、SIMカードの契約のみ必要です。キャリアによって、クレジットカード決済しかできないところや銀行引き落としが可能なところがあるので、事前にご確認ください。 |
社会保険の加入 | 労災保険、雇用保険、健康保険、厚生年金いずれも日本人と同様に加入手続きをしていただきます。※コラム「外国人を採用した時の保険手続き」 |
ハローワークへ届出 | 入社時および退職時には「外国人雇用状況の届出」を提出します。これは「雇用保険被保険者取得届」の提出で代替することもできます。 |
外国人採用に必要な費用
外国人材への給与・諸手当のほか、人材紹介手数料が必要です。手数料などは変更することがありますので、事前にお問合せください。
人材紹介手数料
kedomoの外国人材紹介サービスを利用した時にかかる費用です。継続的に費用がかかる人材派遣とは異なり、紹介時のほかに発生する費用はありません。採用が成功したときにだけ、成果報酬として手数料をいただきます。
社員採用 | 想定年収の30%~ |
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特定技能資格者採用 | 想定年収の15%~ |
※手数料率は日本語力、経験などで異なります
※社員採用は技術・人文知識・国際業務ビザを取得する人材を想定しています
退職時の払い戻し
ご紹介後、一定期間を経ずに人材が自己都合で退職した場合には人材紹介手数料を返金します。
1か月以内 | 100% |
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2か月以内 | 50% |
3か月以内 | 30% |
6か月以内 | 10% |
海外(ベトナム)からの採用時に必要な費用
外国人材の渡航費とビザ取得費用の実費をご負担いただきます。
飛行機チケット | 実費 (参考)ハノイ-福岡直行便の場合は65,000円程度 |
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ビザ取得費用 | 実費 (参考)行政書士手数料100,000円程度。自社で申請する場合は不要 |
オプション費用
ご希望に応じて選択いただけます。
来日後のオンライン 日本語レッスン |
月8回 2万円 ※同時受講2人目以降1人5000円 月4回 1.5万円 ※同時受講2人目以降1人3000円 |
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実技のビデオ撮影 | 10,000円/1名 |
語学留学
語学留学とは、海外にある語学学校に通い、海外生活を体験することです。留学期間は、語学学校によって異なりますが、最短1週間から最長1年間が一般的です。留学開始時期は毎週月曜日が多く、稀に毎月、3ヵ月に1度など時期が決まっている場合もあります。今まで語学留学は、大学生や20代、30代の社会人に人気がありましたが、近年では小学生から定年を迎えた方まで、幅広い層に人気の高い留学スタイルです。
語学学校では、全く話せない人向けの入門レベルから大学留学など希望されている人向けの上級レベルまで幅広く、多彩なコースを設けています。また、語学の基礎力を高めたい方、検定対策やビジネス英語など、様々なニーズに対応しています。世界各地に語学学校があるので、好きな国、都市で学ぶことができるのも魅力です。「一週間のプチ留学したい」「話題の2カ国留学をしたい」「働いて語学も習得、ワーキングホリデーをしたい」など、自分のイメージに合わせた留学をデザインしましょう。
留学期間の目安をたてよう
期間によって学べる内容、体験できる内容が全く異なります。自分が希望する期間で何が学べるのか、逆に学びたい内容はどのぐらいの期間が必要なのか、事前に把握しておきましょう。
学ぶ言語について
留学する国によって学べる言語はことなります。例外としてカナダのように英語とフランス語を同時に学べる国もあります。また国や地域によって「なまり」もありますので、事前に留学する国のどの地域で学ぶのが良いか確認しておきましょう。
行きたい、住みたい国を選ぼう
行きたい、学びたい国を選ぼう!それぞれの国の特徴、何が出来るのか?をご紹介!
留学して英語が話せるようになるには
留学する=英語力アップは本当か?
英語ができるようになるために、英会話学校に通ったり、海外留学に行くという人は多く存在します。しかし、果たして留学すると本当に英語はできるようになるのでしょうか? 「英語ができない人」は、どの程度できないのでしょうか?。 留学相談に来られるお客様の中でも「できる・できない」の表現にはかなり幅があることがわかっています。留学経験者の声も参考にしながら考えていきましょう。
「英語ができる、できない」は感覚表現。数値化するとどうなるか?
「自分は全く英語ができません」という人の多くが、高校や大学で英語授業を受けてから数年経過し、その後英単語や英文に全く触れていません。動詞の活用や現在完了・仮定法といった文法をおぼろ気に覚えているものの、それって何だっけ? といったレベルです。また、一回もひとりで海外に出たことがない高校生・大学生も同様に、英語には全く自信がないようです。高校生や大学生は、英語学習中、もしくは学習した記憶が結構残っているため、英語学習のブランク数年以上の社会人とは基礎知識に差があります。ひと口に「英語ができない」といっても、文法力や単語力にはかなり開きがあるのです。
英語力を自己判断ではなく客観的に述べる場合は、検定試験などを例にすると良いでしょう。一般に広く知られている英語力測定テストといえば、英語検定(英検)やTOEIC®です。英検でいうと、5級に合格するのには「中学卒業程度」の語学力が必要とされています。
英検級 | 各級の審査基準 |
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1級 | 広く社会生活で求められる英語を十分理解し、また使用することができる |
2級 | 社会生活に必要な英語を理解し、また使用することができる |
3級 | 身近な英語を理解し、また使用することができる |
4級 | 簡単な英語を理解することができ、またそれを使って表現することができる |
5級 | 初歩的な英語を理解することができ、またそれを使って表現することができる |
(英検ホームページより)
必須となる英語検定とスコア
例えば下記の大学で留学生が出願する際の必須となる英語検定とスコアになります。
California State University Long Beach(カリフォルニア州立大学ロングビーチ校)
- TOEFL® iBT:61
- IELTS:5.5
- 英検:準1級
大学によって英語力基準は上下しますが、海外の大学で現地の学生と同じ授業を受けられるのならば、一般的には「英語ができる人」と考えてよいでしょう。「英語ができる」=英検準1級、TOEFL®スコア61がひとつの目安です。
スコアがなくても「英語ができる」と言える人もいる
小さい頃に英語圏に住んでいたり、中学や高校でホームステイをしていた人などは「英語ができない」とは言わないものです。つまり、英検やTOEIC®のスコアを取得していなくても「自分は英語ができる」と認識しています。英語で生活した期間が一定期間あり、英語によるコミュニケーションの実体験、生活体験が多いほど、自信がつくと言えるでしょう。
日本では中学から高校、大学と文法と読解を中心に英語を学習します。「聴く」「話す」「考える」などのコミュニケーションはあまり学ぶ機会がなかったため、こと「会話」になると苦手意識が強く出てしまうのが日本人の特徴。日本人にとって「英語ができる・できない」という表現は、「英語のコミュニケーションが得意・苦手」と言っているのと同義であることが多いのです。
どのくらいの期間の留学で「英語ができるようになる」のか
6ヵ月以上留学した体験者の多くによると、現地に行って3ヵ月くらいすると言っていることがだいぶわかるようになると言います。しかし留学してもほとんど日本人学生と過ごしていたり、日本語でメール、電話のやり取りやネット視聴などに時間を費やしていた場合は、何ヵ月留学していても英語はほとんど伸びないそうです。
- 19歳女性/アメリカ留学
- アメリカに着いた時、私は全く聞けない、喋れない状況でしたが、アメリカ人といることによって、2~3ヵ月で電話も難なくできるようになりました。
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- 24歳男性/オーストラリア留学
- 友人は10ヵ月語学学校、その後ワーキングホリデービザに切り替え日本語レストランで勤務して1年、合計約2年留学していますが、オージーの友人は1人もおらず、英語はほとんどできません。
- 22歳女性/オーストラリア留学
- 初めてホストファミリーと会ったときには相手が何を話してるのか、どう答えれば良いのかまったくわからずパニック状態でしたが、3ヵ月後にはホストファミリーや先生、友達にも自分の言いたいことをしっかり伝えられるようになっていました。
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短期間では英語力アップの効果がまったくないとも言い切れません。海外の大学で授業を受けたり、海外企業で仕事をするのではなく、日常会話やコミュニケーションだけに限定すると、3週間で目覚ましい飛躍を遂げる人もいます。
- 35歳女性/フィリピン留学
- 友だちが以前3週間留学をしたのですが、とにかく英語力が上達して自信に満ちあふれていたんです!たったの3週間で人はこんなに変わるものかと。
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留学はコミュニケーション力アップに効果大
英語力向上のために望ましいのは24時間英語だけで過ごすこと。現地の人たちと直接会話する時間を増やし、会話のキャッチボールの数を増やすことも更に自信を持つことにつながるはずです。自信を持ってハキハキと話すことができるようになると、たとえ難しい言葉を使わなくても、相手にはグッと伝わりやすくなるのです。
留学中の「英語コミュニケーションの量」が自信につながり、英語力を上げるカギになります。
留学は、学校での座学による基礎力向上のほかに、英語で生活し、友人を作り楽しく会話することでリアルな英語コミュニケーションを実践する絶好の機会になります。観光したり遊んだり、楽しむことも勉強の一部という嬉しい環境です。もっと英語ができるようになってもっともっとコミュニケーションを取りたい、というモチベーションが維持される期間で、日本で生活しているよりも学習意欲も高く保っていることができます。
英語ができない人の失敗する留学パターン
残念ながら、留学していても英語が全然できない人もいるという声をよく耳にすることも事実です。留学しても英語ができない人は、到着してから英語(英会話)ができない→生活不安→日本人の友だちと遊ぶ→英語を使わないから英語が上達しないというパターンに陥ってしまうのです。これが、英語ができない人の失敗パターン。一旦人間関係ができてしまったばかりに、途中で日本人の友人の輪から抜け出し、新たに外国人の友人の交友関係を築くのは難しいものです。
- 21歳女性/カナダ留学
- 日本人はたくさんいたが、英語を話せる環境になるかどうかは自分次第だと感じた。あまり日本人だけでつるみすぎると英語は話せないが、日本人の友達から外国人の友達に広がることもあるので、やたら日本人を避けすぎるべきでもないと思う。
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留学したら、日本人だけで固まらないという意識を強く持ち、失敗パターンに陥らないよう意識してみましょう。数週間で見違えるくらい英語ができるようになった人は、寝る以外の時間を英語で過ごし、自分の頭でも英語で思考していたと言います。留学中はできる限り、英語の量を増やすことを念頭に過ごしてみてください。
英語ができない人の留学準備
現地の生活が始まると聞く、話すといった日本人の苦手分野が強化されることは想像に難くありません。聞く、話すの部分は留学前に実力を上げるのが難しい分野でもあります。では、留学前はどんな準備をしたらよいのでしょうか。
- 17歳男性/カナダ留学
- ボキャブラリー。絶対。文法なんて適当でもいいので、とにかく会話にはボキャブラリーが必要だ!と切実に感じました。辞書引きながらだと会話が止まってしまうし、とにかくボキャブラリーなんです!!
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- 23歳男性/カナダ留学
- 高校の英語の参考書をほぼマスターしていればレベル9。さらに少し英語で話せればレベル12のクラスに入れます。まったく話せない状態で行くと、知ってる内容ばかりの授業を受けることになる。
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留学経験者からは現地で「ボキャブラリーの不足」を嘆く声が寄せられます。そのほか、日本で習った英文法をしっかり理解しておくことも大切だそうです。文法に関して言えば、現地で英語で学習するよりも日本語で学習した方がずっと効率的。空いた時間を利用して、単語力を増やしたり、文法をまとめた問題集を1冊やりきる、などなら自分でも準備ができそうですね。時間がなくて、留学前の英語の準備に何をして良いかわからないと気が焦る人は、文法と単語に集中してみると良いでしょう。
単語力を鍛えて英語を話そう
多くの体験者が語るように、単語力は会話を続ける重要なカギとなります。日常で当たり前に使っている言葉。これらを英語でなんていうのか、ひとつひとつ考えてみましょう。いちいち辞書をひかずに会話を進められると、会話も盛り上がってくるものです。
- 17歳男性/カナダ留学
- 家に帰ると“How was your day?(今日はどうだった?)”ってホストマザーに聞かれるんですよね。これ、困りました。“good”とか答えてたんですけど、あ、こうじゃない、と途中で気づいて(笑)、帰りのバスではなんて言おうかエピソードを考えるようになりました。あと、単純に「階段」って何て言うんだ?とか。
- (全部読む)
会話を盛り上げるのは実は適切な相づちだったりします。「そうですね」「え? 本当」「すごいね」「それ、恰好いいね!」など。こんな相づち表現に使える「副詞」の活用については、体験者が記事を書いてくれています。
いかがでしたか?
留学して、英語が全員できるようになるわけではありませんが、事前の準備と留学中の心がけ次第で短期でも長期でも結果にかなり差が出るのです。たとえ今は「英語ができない」人でも、留学前の準備と、留学期間の過ごし方ひとつで必ず英語力が上がります。周囲を驚かせるくらい、英会話力をアップさせることは十分に実現可能なのです。
私たち「成功する留学」では、参加可能な期間に合わせて、効果的な留学スタイルのご提案をさせていただいています。
是非、無料留学相談をお気軽にご利用ください。
これからの職業と求められるスキル|無くなる可能性の高い仕事も紹介
目次 【非表示】
技術の発達で今後なくなる可能性のある職業は多い
これまでにも工場などでは機械化により、人間に代わってロボットによる生産が中心でした。しかし最近ではこれまでのロボット生産に加えてAI(人工知能)が急速に進歩するなどの技術革新が進んできています。その結果、工場だけではなくあらゆる仕事で、人間がこれまでと同じ働き方では生き残ることができない時代へと変化をしてきています。
これまでは人間によって支えられてきた仕事が今後はロボットやAIに取って代わられる可能性があるのです。このことは、これから職業を選択する就活生にとってとても重要な問題ではないでしょうか。そこで、就活生として知っておきたい将来性の高い職業と今後衰退していく可能性の高い職業について紹介をします。
期待度の高いこれからの職業
技術の発達により今後期待度が高い職業は何でしょうか。一言でいえば、「人でなければできない仕事」です。キーワードとしては「コミュニケーション」、「創造性」、「専門性」の3つが挙げられます。具体的には人とのコミュニケーションにより物事を進めていくマネジメント能力が求められる仕事が挙げられます。また、ファッションデザイナーやアニメーターなどの創造的な分野の仕事も期待度の高い職業です。さらに、エンジニアや医療関係の専門職なども人にしかできない仕事として期待度の高い職業といえます。
医療関係
期待度の高いこれからの職業の一つ目は医療関係の仕事です。医療を取り巻く環境は少子高齢化の進展や医療技術の進歩により大きく変化をしてきています。超音波診断技術装置や画像診断機器などの診断技術はより高度化し、機械の力だけではどうすることもできない分野です。これらの医療技術は、より専門的な技術を持った人間でなければ扱うことはできません。
また、カテーテルや内視鏡などを使った治療技術の進歩もめざましいものがあります。さらに、治療方法についても医師が一方的に患者に説明をしていた時代から、医師と患者や家族が一緒になって治療方法を決めていくという時代へと変化をしています。ですから、医師には患者や家族とのコミュニケーション能力が求められていくでしょう。
介護職は特に需要が増える
介護職も、非常にこれからの期待度が高い職業であるといえます。周知の通り日本は少子高齢化に悩まされており、日本全体の人口は減少傾向にあるのに対し、高齢者の人口は増加しております。税負担などの不安はありますが、介護ビジネスの観点からは、市場の成長が目に見えており、大きなチャンスといえるでしょう。
介護ロボットなども実用化されてきていますが、これはあくまでも介護者の肉体労働をサポートするものです。介護においては、利用者との日々のコミュニケーションが非常に大切であり、まだまだロボットには代わることのできない職業です。
また、経験を積めば国家資格である「介護福祉士」の取得を目指すこともでき、手に職をつけて全国どこでも仕事に困らないことは、介護職の魅力のひとつです。
IT関係
期待度の高いこれからの職業の二つ目はIT関係の仕事です。我々を取り巻く環境は日常のさまざまなものがインターネットに繋がっています。今やわたしたちの身近にある家電やスマートフォン、車などあらゆるものにITが組み込まれています。このように今後も産業のIT化はさらに進んでいくでしょう。ビジネスにおいてもIT技術とそれを利用するために必要なシステムエンジニアの仕事は今後もニーズが高まっていく職種です。
さらに、今やビッグデータはさまざまな企業から多くの関心を集めています。購買履歴や顧客情報などを利用し、マーケティングや商品開発、新規事業の開拓などに役立てようとしています。ビッグデータを扱える人材も今後は求められてくるでしょう。このように、IT業界はまさに日本の産業を支える業界であり、今後もますます成長をしていく業種です。
広告関係
期待度の高いこれからの職業の三つ目は広告関係の仕事が挙げられます。広告は各業界の企業戦略として必要不可欠なものであり、今後も衰退をしていくことは考えられません。とはいえ、広告業界も今や大きな転換期を迎えています。これまでの広告媒体はテレビやラジオ、雑誌、新聞でした。ところが、インターネットの普及によりインターネット広告が大きな広がりを見せてきています。
若者を中心にテレビ離れや活字離れが進む一方で、インターネットの市場は拡大をし続けてきています。このような中で広告業界においても広告のデジタル化が進み、今やインターネット広告が当たり前になってきているのです。さらに、セールスプロモーション分野など新たなビジネスを展開するなど新規のマーケティングの開拓にも力を入れるなど、広告業界は今後も発展をしていくでしょう。
観光関係
期待度の高いこれからの職業の4つ目は、観光関係の仕事です。日本の訪日外国人の数は年々増加傾向にあります。「インバウンド」という言葉は、今では「訪日外国人による経済効果」という意味合いで当たり前に浸透しています。
日本政府観光局によると、2017年の年間訪日外国人数は2,869万人であり、2012年比で3.4倍、5年間で約2,000万人増加しています。日本政府は、2030年にはこの数字を6,000万人まで引き上げる中期目標を掲げており、直近では2019年にラグビーワールドカップ、2020年には東京オリンピックなどのビッグスポーツイベントも予定されていることから、インバウンド効果は拡大していくことが予想されます。
特に日本においては、遺跡や食べ物だけでなくサービス精神やホスピタリティといった「人のこころ」が観光資源となっており、AIにはできないコミュニケーションが重要です。また、新たに法律が施行された民泊ビジネスなど、ITを取り入れた観光ビジネスも注目でしょう。
税理士・弁護士
期待度の高いこれからの職業5つ目は、税理士です。「これから消えていく職業」としても度々紹介されることもあるので、少々意外かもしれません。確かに、税理士の仕事の一部には、非常に作業的な業務があり、そこはAIなどに代わっていくかもしれません。実際、すでに経費精算や会計処理のソフトやクラウドが登場し、煩雑な業務が効率化されています。
しかし、その処理結果をもってどう税務判断するか、経営層とディスカッションしながら決定していくことが、税理士の真価であり、そういった「作業化」が難しい業務は専門的知識を有した人間にしか務まらない仕事でしょう。また、弁護士も同様にこれからの期待度が高い職業です。これも、法律書籍の管理や更新などは、ペーパーレスなクラウド管理に代わっていくかもしれません。しかし、その法の知識を武器に、人間同士の揉め事を調停するという高度なコミュニケーションが求められる弁護士は、今後も社会に必要とされる職業でしょう。
建築関係
期待度の高いこれからの職業6つ目は、建築関係の仕事です。近い将来で言えば、前述した東京オリンピックや観光客の増加に伴い、ホテルや商業施設などの建築需要は増加するでしょう。
また、インフラ設備など大規模な建築物の建て替え等も今後増えていく見込みです。現在建っているインフラ設備はバブル景気の頃に建設されたものが多く、耐用年数が過ぎ更新の時機を迎えています。こういったインフラ工事は事業規模が大きく、動くお金も莫大なものになり、長期にわたるプロジェクトになります。専門的な設計技術や巨大な重機の運転技術を要する大規模工事をロボットだけで全自動化することは困難です。
こうした建築関係の仕事は、これからの期待度が高いだけでなく、国を動かすような事業内容からやりがいも大きな職業としても人気を博しています。
自己分析ツールを活用して、あなたの適職を発見しよう
その仕事が将来的にも需要があるかどうかも大事ですが、それ以上に仕事選びで考えなければならないのは、その仕事が「自分に向いているかどうか」です。
自分に向いている仕事を見極めるには、無料の自己分析ツール「My analytics」が便利です。36の質問に答えるだけで、あなたの強み・弱み→それに基づく適職をサクッと診断できます。
My analyticsを活用して、あなたの強み・適職を診断し、自分に向いている仕事を見極めましょう。
これから衰退していく可能性が高い職業
AI等の技術の発達で今後衰退していく可能性の高い職業とは何でしょうか。一つの目安としてはマニュアル化できる仕事や大量のデータを分析するような業務は、今後ロボットに代わられていくということです。具体的には単純作業ほど機械に取って代わられ、想像力を必要としない職業も衰退をしていく可能性が高いと言えます。またコンピューターによる自動化や効率化により、事務系の仕事は今後は確実に衰退をしていくでしょう。
出版関係
今後衰退をしていく可能性が高い職業としてまず挙げられるのが出版関係の業界です。今や出版関係はスマートフォンなどのデジタル化が進む中で、衰退しつつある業種といえるでしょう。今後もインターネットの普及により若者の活字離れがますます進み、書籍や雑誌、新聞などの活字媒体の利用率がどんどん下がってくることは確実です。
また、比較的新しい本を扱う新古書店や漫画喫茶の普及も出版業界の衰退に拍車をかけています。一方、このように出版物の市場は縮小傾向にある中で、電子書籍は拡大をしてきています。今後出版業界を目指している就活生は電子化による売り上げを伸ばすための戦略が必要となってくると言えるでしょう。
受付事務関係
今後衰退をしていく可能性が高い職業として次に挙げられるのが事務関係の仕事です。これまでは一般事務職は人気のある職業でした。しかし、AIの発達により会計や経理、給与、福利厚生担当の事務の仕事は急速に減りつつあります。また、事務の仕事は高度な専門知識や特別なスキルが必要ないことから、会社の業績が悪化したときには一番に削減されやすい職種です。
派遣社員やアルバイトに取って代わられることもあります。特に受付事務の機械化は今後も大きな広がりを見せるでしょう。コンピューターの性能向上とAIとの組み合わせで接客できるロボットが開発され、ホテルのフロント業務を担う人型ロボットが活躍し始めています。
販売・レジ
今後衰退をしていく可能性が高い職業としてもう一つ挙げられるのが、販売・レジ関係の仕事です。そもそもレジ業務自体が単純作業であることに加え、昨今の決済方法の簡易化により、日本でも無人レジが続々導入されています。
中国では無人コンビニが登場し、店の開錠から決済まで、全て携帯アプリや生体認証で完結します。日本の飲食店では、お客様のお出迎え業務をロボットに代行させている店舗も出現し、販売員の削減にも成功しています。
また、EC(ネット販売)の台頭も販売員の職を脅かしています。今やネットで買えないものはないどころか、注文したその日に商品を受け取ることすら可能になってきています。ドローンによる配達も実用化が着々と進められています。人を介することなく自由に買い物ができる時代が到来しつつある今、販売・レジ関係の仕事は衰退していく可能性が高いでしょう。
これからの職業に求められるスキル
日本経済は今後も不透明な状態が続き、さらにはすさまじい勢いで技術革新が続いている状況の中で、雇用の不安を感じている就活生も多いのではないでしょうか。特にビジネス経験の少ないみなさんにとって不安要素が多い時代と言えるでしょう。このように、劇的な変化を遂げている時代において就活生には10年後、20年後にも活躍し続けるためのスキルが求められています。そこで、これからの職業に求められるスキルについて紹介します。
語学力
今、あらゆる企業でグローバル化した事業展開に取り組んでいます。国内だけでビジネスを行う企業は急速に減っていくでしょう。ですから、どのような業界に就職をするにしても語学力は必要不可欠なスキルとなります。実際に社内で英語を公用語としている企業も出始め、TOEICテストで一定の点数以上を採用や昇進の条件にする動きも見られます。
今後も英語力の重要性は高まる一方で、英語力があれば就職には有利に働くことでしょう。そのためには、英語力はTOEICスコア等という形で自身のスキルとして身につけておくことをお勧めします。さらに、今後は英語と合わせて中国語や韓国語等のアジア言語のスキルを身につけた人材が求められていくことは確実です。
専門技術
ほとんどの企業では実務に即した資格やスキルを身につけた即戦力の人材を求めています。ですから、専門技術を身につけた学生は就活の際には大変な有利となります。その一つとして「ITパスポート」は大きな武器の一つです。ITに関する基礎的な知識が証明できる国家資格で、ITパスポートはエンジニアに限らずどの業界においても活かせるスキルです。
また、プログラミングスキルも持っていた方が良い専門技術です。最近ではほぼ全てのサービスにプログラミングの技術が関わっているといっても過言ではありません。さらに、文系や理系を問わず活躍できる医療系の資格である作業療法士や理学療法士は人手不足の仕事であり、将来性の高い医療系の資格です。
労働人口の約半数は人口知能へ代替できる
驚くべきことに、10〜20年後には、日本の労働人口の約半数の職業が、AIやロボットによる代替が可能になるという研究結果もあります。これはあくまでも「技術的には」という話で、開発や導入にかかるコストを踏まえて「経済的にも」代替可能かどうかは議論の余地があります。
しかし、労働人口の減少が予測される日本においては、労働力を補完できるAIやロボットの開発は進んでいくでしょう。AIやロボットの導入が進み、大量生産のフェーズに入れば、コストメリットも出やすくなります。当たり前のように同僚にロボットがいるSFのような時代は、もう目の前まで迫っているのかもしれません。
コミュニケーションを要する職業はなくならない
そんな中これからの職業に求められる最も重要なスキルといっても過言ではないのが、コミュニケーションスキルです。前述の研究結果では、人工知能の台頭を示唆する一方で、他者との折衝や協調性、交渉力、洞察力が求められる職業は、人工知能による代替は難しいとも述べられています。
相手の所作や雰囲気から気持ちを察し、想像力を働かせて相手の期待に応える行動ができることは、人間にのみ備わったコミュニケーションという特別なスキルです。従って、コミュニケーションを要する職業に対する社会的ニーズは、今後も廃れていくことはないでしょう。そしてこのスキルは、特別な勉強をしなければ身につかないものではありません。
日常の他者との会話や、学業、部活動、アルバイトなどの様々な経験を通じて鍛えることができる、誰しもに素質が与えられているスキルなのです。
弊社は主にベトナム人人材紹介会社として、日本企業のグローバル化を人材供給の面から支援して
おります。企業様の採用要件、ニーズを頂き、学歴、職歴、語学力、人物、スキル、希望条件等を確認した上で最も優秀な人材をご紹介いたします。
人材紹介取扱職種
全職種
通訳・翻訳、貿易業務、会計・経理、システムエンジニア、プログラマ、通信ネットワーク技術者、電子電気設計者、機械設計者、CAD・CAMオペレータ、その他。
紹介エリア
日本全国。
人材紹介手数料(完全成功報酬)
紹介人材の採用が決定し、入社した場合に限り、成功報酬という形で所定の報酬(紹介手数料)
を申し受けます。
※紹介人材が採用に至った場合のみ、成功報酬という形で所定の紹介手数料を頂きます。
面接人数に拘わらず、採用に至らなかった場合、料金は一切発生しません。
求人受付手数料や着手金、募集にかかる費用、面接の調整費等一切、かかりません。
紹介人材の早期退社における返還金
・入社1ヶ月未満で本人の都合により退社した場合、紹介手数料(報酬)の全額返金。または、別の人材紹介も可能。
・入社1ヶ月以上3ヶ月未満で本人の都合により退社した場合、紹介手数料(報酬)の50%返金。
・入社3ヶ月以上で本人の都合により退社した場合、紹介手数料(報酬)は返金致しません。
人材紹介の流れ
外国人社員向け(日本語研修)
企業で働く外国人社員のための日本語研修。
日本で暮らすための日常会話やマナーなどを身につけます。
時間
回数
90分/1回×15回
講師
バイリンガル日本人講師※時間・料金をムダにしない
当日予約/レッスンの振替可
- ひらがなやカタカナ、日常で用いられる基本的な漢字で書かれた定型的な語句や文、
文章を読んで理解することができる。 - 日常生活の中でもよく出会う場面でゆっくり話される短い会話であれば、
必要な情報を聞き取ることができ、簡単な返事ができる。
- (一例)
- ひらがなが読める・書ける
- あいさつができる
- 自己紹介ができる
- 好きなものについて話せる
- 自分のスケジュールについて話せる
- タクシーに乗ることができる
- 店で自分の探しているものを店員に話せる
- (一例)
- 家族の仕事や住んでいる場所について話せる
- 季節の変化について簡単に話せる
- 目的地までの道案内ができる
- 外国の文化と自国の文化の関わりについて話せる
- 食べ物の味について表現できる
- 体調について聞くことができる
- 相手の持ち物をほめることができる
テキスト
(入門・初級1・初級2)
『まるごと』は、実際に日本語を使ってコミュニケーションすることを目標にしています。ただ文法や文型の知識を増やすことが目標ではありません。どんな場面でどんなことができるようになるか、という「Can-do」を目標にして、現実の場面で使える日本語を学びます。たとえば、日本語を始めたばかりの「入門」レベルでは、あいさつをしたり、好きな食べ物や趣味について話したりしながら、簡単にコミュニケーションします。「初級」レベルでは、生の日本語を読んだり聞いたりしながら、自分のことを長く話せるように練習します。どのレベルでも、人と人が日本語で実際にコミュニケーションしながら、お互いに理解し合うことを目指す企業研修です。
流れ
- 単語テスト
- アイスブレーキング/復習
- 文法・読解・作文
- 会話・聴解
- ロールプレイ・発表
- 到達度の確認・まとめ
- 次回の課の単語の導入
POINT
- 1
- 受講者レベルに合わせて
テスト範囲より 講師が出題
- 2
- 「活動集」などを使いながら
レッスンに入る前の雰囲気づくり - ロールプレイ・発表により
会話文づくりの練習
業務内容:部署の仕事
業務内容は、その部署における仕事を指した言葉です。企業では営業部や人事部、総務部などさまざまな部署があり、それぞれのチーム単位での仕事が、業務内容だと考えましょう。企業は大きな目標の実現に向けて仕事に取り組んでいますが、大きな目標を実現するには、それを分解して小さな目標から達成しなければなりません。
目標を小さく設定し直し、それぞれの部署に当てはめて分業して取り組んでいるものが、業務内容と考えるといいでしょう。業務内容は部署ごとの仕事なので、業界や企業に関係なく共通しているものもあれば、その業界、企業特有の部署も存在します。企業によって内容はさまざまですが、大枠では共通したものが多いと考えましょう。
事業内容:企業全体の仕事
事業内容は企業全体の仕事であり、業務内容よりさらに広義の仕事を指した言葉です。企業はそれぞれ大きな目標の達成に向けて仕事に取り組みますが、全体の目標部分が事業内容に該当すると考えましょう。事業内容の幅は広いですが、仕事を大枠で捉えたものになるため、業界や企業に関係なく、共通している点も多いです。
たとえば物の販売をおこなっている場合、商品の販売が業務内容のひとつになります。商品の販売は、小売りやメーカー、商社など、さまざまな業界で挙げられ、仕事の特徴は違っても、事業内容は一致しているということも少なくありません。事業内容は企業全体の仕事を表しているため、その企業でどのような仕事に携われるかを知りたいときに、チェックするといいでしょう。
職務内容:個人が受け持つ仕事
職務内容は個人が受け持つ仕事であり、業務内容よりさらに狭い範囲の仕事を指した言葉です。企業での仕事は事業内容→業務内容と細かく分解されますが、さらに部署全体から個人に仕事が割り振られます。事業内容を最も大きな目標とするなら、業務内容はそれを達成するステップとなる中くらいの目標、職務内容は業務内容を達成する、さらに小さな目標と言えます。
部署扱う仕事といっても幅は広く、全員で同じ仕事をしていても効率的ではありません。仕事はチームで連動しておこなうことが多く、個人の成果を集合させて、ひとつの目標の達成を目指します。職務内容はチームとしての目標を達成するための、パズルの1ピースになると考えましょう。
業務内容の例
業務内容についてさらに理解を深めるためには、実際の例からイメージを膨らませることが大切です。独自の部署を構えている企業もありますが、基本的には部署については業界に関係なく共通していることが多くあります。
実際の職務内容や手がける仕事の詳細は異なりますが、部署名が同じならば業務内容もほぼ同じと考えましょう。業務内容の例からより詳細まで仕事の内容を理解し、言葉の意味を明確に把握しておく必要があります。
営業部
営業部は商品やサービスの販売をおこなう部署であり、そのまま業務内容になります。業界によって扱う商品や対象となる相手は異なりますが、基本的には商品・サービスの販売が仕事になると考えましょう。営業部での仕事は大きく個人営業、法人営業に分かれることが多く、これも狭義の意味では業務内容と言えます。
ひとくちに業務内容といっても幅は広く、商品・サービスの販売という大枠の中に、それぞれ個人営業や法人営業なども含まれると考えましょう。営業部内では、顧客に対して営業をおこなう営業マンと契約に関する資料の作成や顧客の対応をおこなう事務職があります。これらの違いはチーム単位で見れば業務内容の違いと言えますが、大枠で見るなら職務内容の違いとも言え、区分がややこしくなるので注意しましょう。
商品・開発部
商品・開発部の業務内容は、基本的には新商品の開発、生産が該当します。企業によっては品質管理や既製品の改良なども業務内容に含まれる場合もありますが、品質管理という部署で独立しているケースもあります。また、商品を開発するための技術開発が業務内容として盛り込まれていることも多く、部署としての仕事も多岐にわたると言えるでしょう。
商品・開発部では、ただ商品の開発や研究をおこなっているだけではなく、クライアントの要望を引き出して、それを開発スタッフに伝えることもあります。部署が大きくなる場合は、クライアントの応対をおこなうチームが発足する場合もあり、チームとしておこなう場合は、これも狭義の業務内容に含まれます。
企画部
企画部は商品やサービスの企画、立案をおこなうのが主な業務内容です。個人によって担当する範囲は異なりますが、企画立案のためのマーケティング調査が部署としての仕事に含まれる場合もあります。企画部の仕事としては企画の立案までですが、実際には開発現場の指揮を取ったり、開発担当者との打ち合わせをおこなうことも多いです。
しかし、これはあくまで個人としての仕事であるため、職務内容に該当します。部署としての仕事は商品やサービスの企画、立案、マーケティング調査などに留まります。また、企業によってはマーケティング調査を専門でおこなう部署を設置していたり、外部機関に委託することもあるため、この場合は業務内容からは外れると考えましょう。
人事部
人事部は企業の人事に関わることが業務内容ですが、その幅は非常に広いです。企業内での昇進や降格、解雇、入社や退社などの手続きもあれば、採用活動も業務内容の一環です。人事部は仕事の幅が広いため、チームに分けて業務を分割していることも少なくありません。たとえば採用活動に特化した「採用担当チーム」があった場合、これは人事部の中の採用担当チームとなります。
人事部全体で見れば、企業の人事に関わること全般が業務内容になりますが、採用担当チーム個別で見た場合は、新卒や中途者の採用活動が業務内容です。さらに個人の担当業務を見た場合は職務内容となりますが、部署からさらに小さくなったチーム単位でも、狭義の意味では業務内容に該当すると考えましょう。
総務部
総務部は事務や備品の発注、書類の作成などが業務内容に該当し、仕事の幅は非常に広いです。総務部という大きなくくりの中に、事務や経理の部門、備品発注などの雑務をおこなう部門が設置されていることも多いです。また、企業によっては総務・法務と連携していることもあり、この場合は契約書の作成や法的な規定に基づく契約内容の確認も業務内容に含まれます。
総務部は業務内容が幅広いため、各部署や課、チームごとの業務、さらに個人に割り振られる職務内容の理解が大切です。漠然と全体の業務を知っているだけでは、実際に担当する仕事が全く違うケースもあるため、志望する場合は細部まで把握するように心がけましょう。
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